白金台「I/R Second House」の森下さんにサービングの極意を学ぶ

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日本一美味しいスーパードライが飲める店として有名だった新橋「DRYDOCK」。
その姉妹店で青葉台にある「KEEL’S BAR HOUSE」出身の森下さんが講師を務めたビール・サービングセミナーに参加したとき、設備やメンテナンスの大切さ、そして表現したいビールの味わいごとに使い分ける、サービングテクニックを教わり、その真摯な態度に一瞬でファンになりました。

今回は、そんなサービングの名手、森下さんが勤める白金台「I/R Second House」をご紹介します。

とりあえず「生」がとっても美味しい

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このお店にきたら、まず最初に「スーパードライ」を飲んでください。
森下さんが「シャープ&ナチュラル」と呼ぶ注ぎ方で提供されるスーパードライは、ホイップクリームのようなもっちりとした泡とびっくりするくらいキメの細かい炭酸で、あの有名なキャッチコピー「洗練されたクリアな味、辛口」の本当の意味を教えてくれます。

ビールのサービングはゴルフです

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グラスを氷水でリンスしビールを注ぐシンプルな動作を森下さんはゴルフのスイングに例えます。
同じような動作の繰り返しでも、その日の天候や体調、ちょっとしたメンタルの乱れがビールの味わいを変えてしまうのです。

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グラスのどこに液体を当てるかで、グラス内の液体の対流が変化し、炭酸の強さや香りの立ち方が変わります。

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タップの微妙なタッチにより、泡の出かたが変わり泡のキメと口当たりが変わります。

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『IPA』グラスは下部のうねうねにビールが流れ込むと液体がクッションして自然と泡立ってしまうので、液体が螺旋を描くように静かに注ぐのがコツ。

地中海料理とクラフトビールのペアリングが最高です

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毎週変わるランチメニュー。今日は、スズキのポワレ・ハーブバターソースにコロナド アイランダーIPAを合わせました。
こちらのお店は、「<ビールクラシックス> IPA インディア・ペール・エール」グラスを常備。ハーフの量で頼むと最初から香りが感じやすいのでお勧めです!

コロナドのトロピカルフルーツと柑橘系が合わさった香りは、地中海料理が得意なI/Rさんの料理にとても好相性!
ちなみに地中海料理とは、北アフリカも含む南フランス、イタリア、ギリシャなど地中海沿岸の料理の事。ハーブを多用した温暖な気候の料理とIPAの相性がいいのも納得です。

チョコレートケーキとスタウトを合わせて

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スタウトに合わせる食べ物として、ビール好きにはもはや定番のチョコレートケーキ。今回は、ネストビールのエスプレッソ・スタウトにしました。しっとり濃厚なチョコレートケーキと大人のコーヒーと呼びたくなるエスプレッソ・スタウト。一度は試して頂きたい組み合わせです。

美味しい地中海料理に最高の注ぎ手によるクラフトビールが楽しめるI/R Second Houseは、ビール好きの方からビギナーの方まで、それぞれの楽しみ方が見つかるお店です。

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I/R Second House(アイアール セカンドハウス)
東京都港区白金台4-9-10
営業時間:月曜 – 金曜 11:30〜23:00、土曜 9:00〜23:00、日曜・祝日 9:00〜22:30
定休日:無休(お盆、正月休みはあり)
TEL:03-6721-9253
URL:https://www.facebook.com/irsecondhouse

聡富樫

富樫 聡[Satoru_Togashi]

シュピゲラウ・ジャパン マーケティング部

カフェブームに乗じて、インテリア・テーブルウェア業界でキャリアをスタート。 市場調査でNYに赴いた際、某「食のセレクトショップ」に出会いファインフードに目覚め、勢いでそのお店に転職。 食と食器の関係を追及すべく、現在はリーデルのグループブランド、『シュピゲラウ』のマーケティングを担当する。

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